白と黒が紡ぐ創作の世界 ― 須坂版画美術館・平塚運一版画美術館
創作版画の息吹をたどる
須坂市のアートパークに佇む「須坂版画美術館・平塚運一版画美術館」は、近代版画の魅力を凝縮した特別な空間です。須坂出身の版画家・小林朝治が収集した創作版画運動の作品群をはじめ、大正から昭和初期にかけての貴重な版画を常設展示し、版画芸術の歩みを紹介しています。また、全国の版画家たちとの交流を通じて集められた同人誌や資料も展示され、版画文化の広がりを体感できます。併設の「平塚運一版画美術館」では、生涯を版画に捧げた平塚運一の代表作を常設。力強い黒と白のコントラストで描かれる風景や人物は、版画の可能性を切り拓いた彼の情熱を伝えます。
ミュージアムグッズ販売
須坂の版画家、小林朝治(1898年-1939年)の作品、山の版画家・畦地梅太郎の作品をもとに作られたグッズを販売しています。
鑑賞の余韻を持ち帰り、日々の暮らしの中で芸術を感じられるグッズは、旅の思い出を彩る大切な一品となるでしょう。
版画教室・アトリエ利用
定期的に開催される版画教室では、専門の講師が版画の基礎から応用まで丁寧に指導します。木版やリノカットなど多彩な技法を学びながら、参加者同士で交流できるのも楽しみのひとつ。子どもから大人まで幅広い世代が参加でき、創作を通じて地域文化への理解も深まります。自分だけの作品を仕上げる達成感は格別で、芸術活動の新しい扉を開くきっかけとなるでしょう。
須坂版画美術館には、来館者が気軽に版画制作を体験できるアトリエが併設されています。版画の道具や設備が整った空間で、初心者から経験者まで自由に創作を楽しめるのが魅力です。作品づくりを通じて、版画の奥深さや表現の幅広さを体感でき、完成した作品は持ち帰ることも可能。美術館で鑑賞した後に自らの手で版画を刷ることで、芸術を「見る」から「つくる」へと広げる体験ができます。
基本情報
須坂版画美術館(すざかはんがびじゅつかん)
| 住所 | 長野県須坂市野辺1386-8(須坂アートパーク) |
|---|---|
| お問い合わせ | 026-248-6633 |
| 入館料 | 300円 ※20名様以上の団体は2割引 ※ 高校生以下及び18歳未満、須坂市内在住70歳以上は無料 ※ 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は無料 |
| 開館時間 | 9:00~15:00 |
| 休館日 | 水曜日(祝日の場合は開館) 年末年始 但し、雛祭り期間中は無休 その他に展示入替等臨時休館の場合がございます。ご来館の前に各施設にお問合せください。 |
| その他 | 無料 普通車30台 大型車4台 |
アクセス情報
車でのアクセス
- 上信越自動車道 須坂長野東ICから約5km(約8分)
- 無料駐車場あり:普通車約30台、大型バスも駐車可能
- 須坂アートパーク内に位置し、周辺施設(世界の民俗人形博物館・歴史的建物園)と併せて利用可能。
公共交通機関でのアクセス
- 須坂駅からタクシー利用で約7分。
- バス利用の場合は、須坂駅から仙仁線(S全便)に乗車し「アートパーク入口」で下車



