時を越えてよみがえる暮らし ― 歴史的建物園
須坂の近世から近代の人々の生活を偲ぶ
須坂アートパーク内にある「歴史的建物園」は、江戸から明治にかけての須坂の暮らしや文化を体感できる施設です。市内に残されていた歴史的価値の高い建造物を移築・復元し、往時の姿を忠実に再現しています。園内には、江戸末期の町屋「旧牧家」や、藩士の住まいを復元した「旧須坂藩武家長屋」、藩医板倉雄碩の居宅であり寺子屋としても使われた「元板倉家」、そして製糸業の繁栄を象徴する明治期の「長屋門」などが並びます。内部は公開されており、当時の生活空間や教育の様子を間近に感じることができます。例えば板倉家では、百名を超える子どもたちが読み書きや算盤を学んだ記録が残り、地域の学びの場としての役割を伝えています。また、長屋門は製糸王と呼ばれた越寿三郎の財力を示す壮麗な建築で、須坂の産業史を物語ります。これらの建物群は、近世から近代にかけての人々の暮らしを知る貴重な文化財であり、訪れる人々に歴史の息吹を伝えます。
基本情報
歴史的建物園(れきしてきたてものえん)
| 住所 | 長野県須坂市野辺1367-1(須坂アートパーク) |
|---|---|
| お問い合わせ | 026-248-6633 (須坂版画美術館) |
| 入館料 | 無料 |
| 開館時間 | 9:00~16:30 |
| 休館日 | 水曜日(祝日の場合は開館) 年末年始 |
| その他 | 無料 普通車30台 大型車4台 |
アクセス情報
車でのアクセス
- 上信越自動車道 須坂長野東ICから約5km(約8分)
- 無料駐車場あり:普通車約30台、大型バスも駐車可能
- 須坂アートパーク内に位置し、周辺施設(世界の民俗人形博物館・歴史的建物園)と併せて利用可能。
公共交通機関でのアクセス
- 須坂駅からタクシー利用で約7分。
- バス利用の場合は、須坂駅から仙仁線(S全便)に乗車し「アートパーク入口」で下車



