須坂市指定天然記念物の桜 – 長玅寺の桜
歴史と桜が織りなす、豊丘五大桜の名所
須坂市豊丘地区には、地域を代表する名桜を「豊丘五大桜」として選び、春の訪れを彩る風景として親しまれています。そのひとつが長玅寺の桜です。境内に広がる桜は、古刹の静けさと相まって格別の趣を放ち、訪れる人々をやさしく包み込みます。参道を歩けば、枝いっぱいに咲き誇る花々が頭上を覆い、まるで桜の回廊を進むような感覚に。昼間は青空に映える華やかさ、夕暮れには柔らかな光に染まる幻想的な姿を楽しめます。地域の人々にとっては春の象徴であり、観光客にとっては須坂の自然と文化を体感できる特別な場所。長玅寺の桜は「豊丘五大桜」の名にふさわしい、心に残る春景です。

基本情報
長玅寺の桜(ちょうみょうじのさくら)
| 住所 | 須坂市大字豊丘字内山2787(豊丘町) |
|---|---|
| 詳細 | 桜は長みょう寺の本堂の前にあり、樹齢約400余と推定される。長みょう寺は応安2年(1369)甲斐国に開山。応永21年(1414)井上村に移転した後、慶長2年(1597)この地に移った。桜は寺の建立に伴って植えられたものと考えられている。裏山を背に本堂と桜が見事な調和を見せている。 桜は原種のしだれ桜で、唐傘を拡げたように枝を張っている。周囲には子孫の桜が数本育ち、桜の季節には共に咲き競い、境内を華やかに彩る。 幹周約3.5メートル、樹高約7.5メートル |
アクセス情報
車でのアクセス
- 上信越自動車道「須坂長野東IC」から約10分
境内には駐車場が整備されているため、観光や参拝の際にも安心して利用できます。
公共交通機関でのアクセス
- 長野電鉄「須坂駅」からタクシーで約15分
または、須坂市民バス[米子線]に乗車し「豊丘バス停」または「明光寺バス停」で下車、徒歩約5分
地元の人の声
すざかさんひっそり佇む桜が素晴らしい!


